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以下の2つの関数は指定された文字セットを超えてポイントを移動します。これらの関数は、たとえば空白文字をスキップするためによく使用されます。関連する関数についてはMotion and Syntaxを参照してください。
これらの関数は検索関数(Searching and Matchingを参照)が行うように、そのバッファーがマルチバイト(multibyte)ならマルチバイトに、ユニバイト(unibyte)ならユニバイトにその文字列セットを変換します。
この関数は与えられた文字セットをスキップしてカレントバッファー内のポイント前方に移動する。これはポイントの後の文字を調べて、その文字がcharacter-setにマッチすればポイントを進める。そしてマッチしない文字に到達するまでこれを継続する。この関数は飛び超えて移動した文字数をリターンする。
引数character-setは文字列であり正規表現での‘[…]’内部と同様だが、‘]’で終端されず‘\’が‘^’、‘-’、‘\’をクォートする点が異なる。つまり"a-zA-Z"
はすべての英字をスキップして最初の非英字の前で停止、"^a-zA-Z"
はすべての非英字をスキップして最初の英字の前で停止する。Regular Expressionsを参照のこと。"[:alnum:]"
のような文字クラスも使用できる。see Char Classesを参照のこと。
limit (数字かマーカー)が与えられたら、それはポイントがスキップして到達できるそのバッファー内の最大位置を指定する。ポイントはlimit、またはlimitの前でストップするだろう。
以下の例ではポイントは最初‘T’の直前に置かれている。フォーム評価後にポイントはその行の末尾( ‘hat’の‘t’と改行の間)に配置される。この関数はすべての英字とスペースをスキップするが改行はスキップしない。
---------- Buffer: foo ---------- I read "∗The cat in the hat comes back" twice. ---------- Buffer: foo ----------
(skip-chars-forward "a-zA-Z ") ⇒ 18 ---------- Buffer: foo ---------- I read "The cat in the hat∗ comes back" twice. ---------- Buffer: foo ----------
この関数はlimitに至るまでcharacter-setにマッチする文字をスキップしてポイントを後方に移動する。これはskip-chars-forward
と同様だがポイントを移動する方向が異なる。
リターン値は移動した距離を示す。これは0以上の整数。