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時代に逆らって生きるユーザーのために、以下はEmacsバージョン26.3へのダウングレードに関する情報です。Emacs 27.1機能の不在による結果としての偉大なる単純さをぜひ堪能してください。
package-initialize呼び出しが必要です。これはあなたのセッションのどこで、本当にパッケージを利用可能にしたいのかを、あなたに真剣に考えさせる点においてよい事なのです。利便性は素朴さによって踏破されるべきです!
network-interface-listはIPv4アドレスだけをリターンできるようになりました。わたしたちはIPv6がもたらす複雑性はその正当性を大きく凌駕すると考えており、その一方でIPv6は時代を逆行するにつれて完全に消え去ることが予想されていることから、IPv6の削除は正しい方向に向けたステップなのです。
executable-findにおけるリモートホストでのプログラム検索能力を削除しました。本当にこの機能が必要(何故に?)なら、いつでも独自のシェルスクリプトを記述してリモートホスト上で実行することができます。
:extendは利用できなくなりました。すべてのフェイスのバックグラウンドカラーは、デフォルトでは行末を超えて拡張されます。これはフェイス管理を有意に簡略化と不必要なコードの増殖の削除、同様にフェイスの理解と使用を大幅に簡略化するはずです。
display-blink-cursor-pおよびdisplay-symbol-keys-pの述語を削除しました。これらが必要になるのは稀であり、display-graphic-pのような旧来の実証済みな適切なAPI呼び出しで簡単に置き換えることができます。追加ボーナスとしてこの機能に依存するLispプログラムを記述することにより、そのディスプレイ端末において真に必要な機能は何なのかを、プログラマーにより深く理解させることが保証されます。
HOMEの値内の相対ディレクトリーは、再びカレントバッファーのdefault-directoryに相対的と解釈されるようになりました。こちらのほうがより単純であり、さらにバッファーが異なればHOMEが異なる場所に解決されるために、いくつかの興味深いアプリケーションが可能になります。
同様の理由により、既知のユーザー‘foo’が存在しなくても、file-name-absolute-pは~fooを再び絶対ファイル名とみなすようになりました。これはそのようなファイル名を使用するLispプログラムが、すべてのシステムにおいて、ユーザーが既知であるかどうかとは無関係に常に同じように機能することを意味します。
file-attributes、file-modes、file-newer-than-file-p、およびその他のファイル関連のプリミティブは、基盤となる低レベルAPIの失敗時にはエラーをシグナルするかわりに再びnilをリターンするようになりました。エラーをシグナルする関数は、それを使用するLispプログラムにたいしてより複雑なコードを要求すると判断するとともに、nilをリターンするようにした際にはこの複雑性は不当であることを見出しました。
read-char-from-minibufferを削除しました。わたしたちはEmacs
Lispハッカーにとって座して別種のインタラクティブなQ&A関数を記述して、それを特定のケースごとに最適化するに優る喜びはないという認識の元に、ユーザーにたいして1文字の入力を尋ねる必要があるすべてのLispプログラムにとってはread-charで十分なはずだと判断しました。その結果としてそのような応答のヒストリーは提供されません(いずれにせよ、誰が何故に単一キーストロークのヒストリーを望むのか?)。
ngettextを削除しました。時代を遡るにつれて英語以外の言語は普及しなくなり、それが便利であることは言うまでもないことなので、わたしたちはこの方向に向けて小さなステップを踏にだすとともに、イカしたボーナスとしてEmacsを簡略化しました。
face-remapping-alist内のフェイス仕様は同一バッファーを表示するウィンドウ間の差異とな無関係にバッファー固有であることが要求されます。これによりEmacsから不必要なコードの肥大化を防ぐとともに、フェイス処理がより単純化されます。
font-lock-warning-faceでハイライトしません。これらの検出には無視できない量のコードが必要であり、Lispプログラマーは自分が何をしているか常に承知していて、目障りで紛らわしい書体に煩わされる必要などないとわたしたちは固く信じています。
file-system-infoはdf呼び出しと出力の解析が常に可能なことから、Posixプラットフォームで削除しました。