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変数(variable)とはプログラム内で値を表すために使用される名前です。Lispでは変数はそれぞれLispシンボルとして表されます(Symbolsを参照)。変数名は単にそのシンボルの名前であり、変数の値はそのシンボルの値セル(value cell)に格納されます8。Symbol Componentsを参照してください。Emacs Lispではシンボルを変数として使用することは、同じシンボルを関数名として使用することと関係ありません。
このマニュアルで前述したとおり、Lispプログラムはまず第1にLispオブジェクトとして表され、副次的にテキストとして表現されます。Lispプログラムのテキスト的な形式は、そのプログラムを構成するLispオブジェクトの入力構文により与えられます。したがってLispプログラム内の変数のテキスト的な形式は、その変数を表すシンボルの入力構文を使用して記述されます。
• Global Variables: | どの場所でも永続的に存在する変数の値。 | |
• Constant Variables: | Variables that never change. | |
• Local Variables: | 一時的にのみ存在する存在する変数の値。 | |
• Void Variables: | 値を持たないシンボル。 | |
• Defining Variables: | シンボルが変数として使用されていることを宣言する定義。 | |
• Tips for Defining: | 変数を定義するときに考慮すべき事項。 | |
• Accessing Variables: | 実行時に判明する名前をもつ変数の値を確認する。 | |
• Setting Variables: | 変数に新しい値を格納する。 | |
• Watching Variables: | 変数が変更されたときに実行される関数。 | |
• Variable Scoping: | Lispがローカル値とグローバル値を選択する方法。 | |
• Buffer-Local Variables: | 1つのバッファーないだけで効果をもつ変数の値。 | |
• File Local Variables: | ファイル内にリストされたローカル変数の処理。 | |
• Directory Local Variables: | ディレクトリー内のすべてのファイルで共通のローカル変数。 | |
• Connection Local Variables: | リモート接続で共通なローカル変数。 | |
• Variable Aliases: | 他の変数のエイリアスとなる変数。 | |
• Variables with Restricted Values: | 任意のLispオブジェクトを値とすることができない、定数ではない変数。 | |
• Generalized Variables: | 変数の概念の拡張。 |
正確に言うとデフォルトのダイナミックスコープ(dynamic scoping)のルールでは、値セルは常にその変数のカレント値を保持しますが、レキシカルスコープ(lexical scoping)では異なります。詳細はVariable Scopingを参照してください。