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このセクションではabbrevテーブルの作成と操作を行う方法について説明します。
この関数は空のabbrevテーブル(シンボルを含まないobarray)を作成してリターンする。これは0で充填されたベクター。propsは新たなテーブルに適用されるプロパティリスト(Abbrev Table Propertiesを参照)。
この関数はobjectがabbrevテーブルなら非nil
をリターンする。
この関数はabbrev-table内のabbrevをすべて未定義として空のまま残す。
この関数はabbrev-tableのコピー(同じabbrev定義を含む新たなabbrevテーブル)をリターンする。これは名前、値、関数だけをコピーしてプロパティリストは何もコピーしない。
この関数はabbrevテーブル名(値がabbrevテーブルであるような変数)としてtabname
(シンボル)を定義する。これはそのテーブル内にdefinitionsに応じて、abbrevを定義する。definitionsは(abbrevname
expansion [hook]
[props...])
という形式の要素をもつリスト。これらの要素は引数としてdefine-abbrev
に渡される。
オプション文字列docstringは変数tabnameのドキュメント文字列。プロパティリストpropsはabbrevテーブルに適用される(Abbrev Table Propertiesを参照)。
同一のtabnameにたいしてこの関数が複数回呼び出されれると、元のコンテンツ全体を上書きせずに後続の呼び出しはdefinitions内の定義をtabnameに追加する(後続の呼び出しではdefinitions内で明示的に再定義または未定義にした場合のみabbrevを上書きできる)。
これは値がabbrevテーブルであるようなシンボルのリスト。define-abbrev-table
はこのリストに新たなabbrevテーブル名を追加する。
この関数はポイントの前に名前がnameのabbrevテーブルの説明を挿入する。引数nameは値がabbrevテーブルであるようなシンボル。
humanが非nil
なら人間向けの説明になる。システムabbrevはそのようにリストされて識別される。それ以外なら説明はLisp式(カレントで定義されているようにnameを定義するがシステムabbrevとしては定義しないようなdefine-abbrev-table
呼び出し)となる(nameを使用するモードまたはパッケージはそれらを個別にnameに追加すると想定されている)。