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コメント(comment)はプログラム中に記述されたテキストであり、そのプログラムを読む人間ためだけに存在するものであって、プログラムの意味には何の影響ももちません。Lispではそれが文字列や文字定数にある場合をのぞき、エスケープされていないセミコロン(‘;’)でコメントが開始されます。行の終端までがコメントになります。Lispリーダーはコメントを破棄します。コメントはLispシステム内でプログラムを表すLispオブジェクトの一部にはなりません。
‘#@count’構成は、次のcount個の文字をスキップします。これはプログラムにより生成されたバイナリーデータを含むコメントにたいして有用です。Emacs Lispバイトコンパイラーは出力ファイルにこれを使用します(Byte Compilationを参照)。しかしソースファイル用ではありません。
コメントのフォーマットにたいする慣例は、Comment Tipsを参照してください。