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POSIXでは、言語に関連する機能において使用する言語を制御するためにlocaleという概念があります。以下のEmacs変数はEmacsがこれらの機能と相互作用する方法を制御します。
この変数は標準出力とエラーストリームへのバッチ出力の送信、format-time-string
にたいするformat引数のエンコーディング、format-time-string
のリターン値のデコーディングに際してシステムエラーメッセージ(およびXウィンドウシステムに限りキーボード入力)をデコーディングするコーディングシステムを指定する。
この変数はシステムエラーメッセージを生成するために使用するlocaleを指定する。locale変更によりメッセージが異なる言語になったり異なる表記になり得る。この変数がnil
なら通常のPOSIX方式のようにlocaleは環境変数により指定される。
この変数はタイムバリューをフォーマットするために使用するlocaleを指定する。locale変更により異なる慣習によりメッセージが表示され得る。この変数がnil
なら通常のPOSIX方式のようにlocaleは環境変数により指定される。
この変数は、もし利用可能ならカレントPOSIX localeにたいするlocaleデータitemをリターンする。itemは以下のシンボルのいずれかであること:
codeset
文字列として文字セットをリターンする(localeアイテムのCODESET
)。
days
曜日名からなる7要素のベクターをリターンする(localeアイテムのDAY_1
からDAY_7
)。
months
月の名前からなる12要素のベクターをリターンする(localeアイテムのMON_1
からMON_12
)。
paper
(width height)
という2つの整数のリストで、デフォルト用紙サイズをmm単位でリターンする(localeアイテム_NL_PAPER_WIDTH
と_NL_PAPER_HEIGHT
)。
システムが要求された情報を提供できなかったり、itemが上記いずれのシンボルでもなければ値はnil
。リターン値内のすべての文字列はlocale-coding-system
を使用してデコードされる。localeとlocaleアイテムについての詳細な情報はLocales in The GNU Libc Manualを参照のこと。