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既存のバッファーや文字列がユニバイトの際に、それらをマルチバイトとして調べたり、その逆を行うことが有用なときがあります。
カレントバッファーの表現タイプをセットする。multibyteが非nil
ならバッファーはマルチバイト、nil
ならユニバイト。
この関数はバイトシーケンスとして認識時にはバッファーを未変更のままとする。結果として文字として認識時にはコンテンツを変更できる。たとえばマルチバイト表現では1文字として扱われる3バイトのシーケンスは、ユニバイト表現では3文字として数えられるだろう。例外はrawバイトを表す8ビット文字。これらはユニバイトバッファーでは1バイトで表現されるが、バッファーをマルチバイトにセットした際は2バイトのシーケンスに変換されて、その逆の変換も行われる。
この関数はどの表現が使用されているかを記録するためにenable-multibyte-characters
をセットする。これは以前の同じテキストをカバーするように、バッファー内のさまざまなデータ(オーバーレイ、テキストプロパティ、マーカーを含む)を調整する。
ナローイングはマルチバイト文字シーケンス中間で発生するかもしれないので、この関数はバッファーがナローイングされている場合はエラーをシグナルする。
そのバッファーがインダイレクトバッファー(indirect buffer: 間接バッファー)の場合にもエラーをシグナルする。インダイレクトバッファーは常にベースバッファー(base buffer: 基底バッファー)の表現を継承する。
stringがすでにユニバイト文字列なら、この関数はstring自身をリターンする。それ以外はstringと同じバイトだが、それぞれの文字を個別の文字としてとして扱って新たな文字列をリターンする(値はstringより多くの文字をもつかもしれない)。例外としてrawバイトを表す8ビット文字は、それぞれ単一のバイトに変換される。新たに作成された文字列にテキストプロパティは含まれない。
stringがすでにマルチバイト文字列なら、この関数はstring自身をリターンする。それ以外はstringと同じバイトだが、それぞれのマルチバイトシーケンスを1つの文字としてとして扱って新たな文字列をリターンする。これは値がstringより少ない文字をもつかもしれないことを意味する。string内のバイトシーケンスが単一文字のマルチバイト表現として無効なら、そのシーケンスないの各バイトは8ビットrawバイトとして扱われる。新たに作成された文字列にはテキストプロパティは含まれない