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37.4 スレッドリスト

list-threadsコマンドはカレントでアクティブなすべてのスレッドをリストします。その結果となるバッファー内では、それぞれのスレッドはmake-thread (Basic Thread Functionsを参照)に渡された名前、または名前つきで作成されていなければ一意な内部識別子により識別される。バッファーの作成時(または最終更新時)の各スレッドの状態、さらにその時点でスレッドがブロックされていたらブロックしているオブジェクトが表示されます。

Variable: thread-list-refresh-seconds

*Threads*バッファーは自動的に毎秒2回更新される。この変数をカスタマイズしてリフレッシュ間隔を加減できる。

以下はレッドリストバッファーで利用できるコマンドです:

b

ポイント位置のスレッドのバックトレースを表示する。これはbを押下した時点でスレッドが生成またはブロックされたコードを表示する。このバックトレースはスナップショットであることに注意。それ以降にスレッドが実行を再開して異なる状態になったりexitしているかもしれない。

バックトレースバッファーは自動的に更新されないので、スレッドのバックトレースバッファーでは、更新されたバックトレースを取得するためにgを使用できる。バックトレースおよびそれらに機能する他のコマンドの説明はBacktracesを参照のこと。

s

ポイント位置のスレッドにシグナルを送信する。sの後にqをタイプするとquit、eをタイプするとエラーをシグナルする。スレッドはシグナルを処理するように実装されているかもしれないが、デフォルトではすべてのシグナルにたいしてexitする。したがってターゲットとなるスレッドの再開方法を理解している場合のみこのコマンドを使用すること(必要なスレッドがkillされるとEmacsセッションは不正に振る舞うかもしれない)。

g

スレッドのリストと状態を更新する。