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18.1.4 変数の変更時にデバッガにエンターする。

不正な変数のセッティングが関数に問題をもたらすときがあります。元のセッティングを調べるためには、変数の変更時に常にデバッガがトリガーされるようにセットアップするのが手軽な方法です。

Command: debug-on-variable-change variable

この関数はvariableの変更時に常にデバッガが呼び出されるようにアレンジする。

これはwatchpointメカニズムを使用して実装されているので同じような特徴と制限を継承する。つまりvariableのすべてのエイリアスは一緒にwatchされて、watch対象はダイナミック変数のみであり変数から参照されるオブジェクトの変更は検出されない。詳細はWatching Variablesを参照のこと。

Command: cancel-debug-on-variable-change &optional variable

この関数はvariableにたいするdebug-on-variable-changeの効果をアンドゥする。インタラクティブに呼び出されたときはミニバッファーでvariableの入力をもとめる。variableが省略かnilならすべての変数にたいする変更時のブレークを取り消す。カレントで変更時にブレークするようにセットアップされていない変数にたいしてcancel-debug-on-variable-changeの呼び出しは何も行わない。