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displayプロパティテキストプロパティ(またはオーバーレイプロパティ)のdisplayはテキストへのイメージ挿入、およびテキスト表示のその他の事相を制御します。displayプロパティの値はディスプレイ仕様、または複数のディスプレイ仕様を含むリストかベクターであるべきです。同じdisplayプロパティ値内のディスプレイ仕様は、一般的にはそれらがカバーするテキストにたいして並行して適用されます。
複数のソース(オーバーレイおよび/またはテキストプロパティ)がdisplayプロパティにたいして値を指定しますが1つの値だけが効果をもち、それはget-char-propertyのルールにしたがいます。Examining Propertiesを参照してください。
いくつかのディスプレイ仕様には、表示時に評価されるLispフォームを含めることができます。これは特定の状況では安全ではないかもしれません(ディスプレイ仕様が何らかの外部のプログラムやエージェントにより生成されたとき等)。('disable-eval spec)のように特別なシンボルdisable-evalで始まるリスト内にディスプレイ仕様をラップすることにより、他のすべてのディスプレイプロパティ機能をサポートしつつ、spec内の任意のLisp評価が無効になります。
このセクションの残りの部分では、複数の種類のディスプレイ仕様とそれらの意味を説明します。
| • Replacing Specs: | テキストを置換するディスプレイspec。 | |
| • Specified Space: | 指定された幅に1つのスペースを表示する。 | |
| • Pixel Specification: | ピクセル単位でスペースの幅や高さを指定する。 | |
| • Other Display Specs: | イメージの表示。高さ、スペーシング、その他のテキストプロパティの調整。 | |
| • Display Margins: | メインテキスト側面へのテキストやイメージの表示。 |