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フェイス(face)とはフォント、フォアグラウンドカラー、バックグラウンドカラー、オプションのアンダーライン等のテキストを表示するためのグラフィカルな属性のコレクションのことです。フェイスはEmacsがバッファー内や、同様にモードラインのようなフレームの他の部分でテキストを表示する方法を制御します。
フェイスを表現する1つの方法として(:foreground "red" :weight
bold)
のような属性のプロパティリストがあります。このようなリストはanonymousフェイス(anonymous
face)と呼ばれます。たとえばface
テキストプロパティとしてanonymousフェイスを割り当てることができ、Emacsは指定された属性でテキストを表示するでしょう。Special Propertiesを参照してください。
より一般的にはフェイスはフェイス名(face
name)を通じて参照されます。これはフェイス属性のセットに関連付けられたLispシンボル24です。名前つきフェイスはdefface
マクロを使用して定義できます(Defining Facesを参照)。Emacsにはいくつかの標準名前つきフェイスが同梱されています(Basic Facesを参照)。
Emacsのある部分では名前つきフェイスが要求されます(たとえばAttribute Functionsに記す関数)。特に明記しないかぎり、名前つきフェイスの参照だけに用語フェイスを使用することにします。
この関数はobjectが名前つきフェイス(フェイス名の役目をもつLispシンボルか文字列)なら非nil
、それ以外ならnil
をリターンする。
• Face Attributes: | フェイスとは? | |
• Defining Faces: | フェイスを定義する方法。 | |
• Attribute Functions: | フェイス属性の確認やセットを行う関数。 | |
• Displaying Faces: | ある文字にたいして指定されたフェイスをEmacsが組み合わせる方法。 | |
• Face Remapping: | フェイスを別の定義にリマップする。 | |
• Face Functions: | フェイスの定義と確認を行う方法。 | |
• Auto Faces: | 自動的にフェイスを割り当てるフック。 | |
• Basic Faces: | デフォルトで定義されるフェイス。 | |
• Font Selection: | あるフェイスに最適なフォントを見つける。 | |
• Font Lookup: | 利用可能なフォント名とそれらの情報の照会。 | |
• Fontsets: | フォントセットは文字セットの範囲を処理するフォントコレクション。 | |
• Low-Level Font: | 文字表示フォントのLisp表現。 |