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21.13 再帰的なミニバッファー

以下の関数と変数は再帰ミニバッファーを処理します(Recursive Editingを参照):

Function: minibuffer-depth

この関数はアクティブなミニバッファーのカレント再帰深さを正の整数でリターンする。アクティブなミニバッファーが存在しなければ0をリターンする。

User Option: enable-recursive-minibuffers

この変数が非nilならミニバッファーがアクティブでも、(find-fileのような)ミニバッファーを使用するコマンドを呼び出すことができる。このような呼び出しは新たなミニバッファーにたいして再帰編集レベル(recursive editing level)を生成する。内側レベルの編集中は、デフォルトでは、外側レベルのミニバッファーは非表示になる。minibuffer-follows-selected-framenilをセットしていれば、複数フレームで同時にミニバッファーを可視にできる。(emacs)Basic Minibufferを参照のこと。

この変数がnilならミニバッファーがアクティブなときは、たとえ他のウィンドウに切り替えてもミニバッファーコマンドの呼び出しはできない。

コマンド名が非nilのプロパティenable-recursive-minibuffersをもつ場合には、たとえミニバッファーから呼び出された場合でも、そのコマンドは引数の読み取りにミニバッファーを使用できる。コマンドのinteractive宣言内でenable-recursive-minibufferstにしても、これを行うことができる(Using Interactiveを参照)。ミニバッファーコマンドnext-matching-history-element (ミニバッファー内では通常M-s)は後者を行う。