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ユーザーが別のアプリケーションからEmacsに何かをドラッグをした際には、そのアプリケーションはEmacsがドラッグされたデータを処理できるかどうかを告げることを期待します。このような問いにたいして何を応答するか決定するためにEmacsが用いる変数がx-dnd-test-function
です。デフォルト値はx-dnd-default-test-function
で、これはドロップされたデータのタイプがx-dnd-known-types
内に存在すればドロップを受け入れます。何か別の条件にもとづいてEmacsにドロップを許容または拒絶させたければ、x-dnd-test-function
および/またはx-dnd-known-types
をカスタマイズしてください。
Emacsが別のデータタイプのドロップを処理する方法を変更したり、新たなタイプを追加したい場合にはx-dnd-types-alist
をカスタマイズしてください。これには他のアプリケーションがドラッグアンドドロップに使用するタイプが何なのかに関する詳細な知識が要求されます。
URLがEmacsにドロップされた場合に、それはファイルかもしれませんが、他のURLタイプ(https等)の可能性もあります。そのURLに何を行うかを判断するために、Emacsはまずdnd-protocol-alist
をチェックします。そこでマッチが存在しなければ、Emacsはbrowse-url-handlers
とbrowse-url-default-handlers
からマッチを探します。それでもマッチが見つからなければ、そのURLのテキストが挿入されます。これらの変数をカスタマイズすれば、Emacsの挙動を変更することができます。