Next: , Previous: , Up: オペレーティングシステムのインターフェース   [Contents][Index]


41.16 X11キーシンボルの処理

システム固有のX11 keysym(key symbol: キーシンボル)を定義するには変数system-key-alistをセットします。

Variable: system-key-alist

この変数の値はシステム固有のkeysymそれぞれにたいして1つの要素をもつようなalistであること。要素はそれぞれ(code . symbol)という形式をもつ。ここでcodeは数字のkeysymコード(ベンダー固有の -2**28), のビットは含まない)、symbolはそのファンクションキーの名前。

たとえば(168 . mute-acute)は数字コード -2**28 + 168のシステム固有キーを定義する(HP Xサーバーで使用される)。

このalistから他のXサーバーのkeysymを除外することは重要ではない。実際に使用中のXサーバーが使用するkeysymが競合しないかぎり無害である。

この変数は常にカレント端末にたいしてローカルでありバッファーローカルにできない。複数の端末を参照のこと。

以下の変数をセットすればEmacsが修飾キーControl、Meta、Alt、Hyper、Superにたいして何のkeysymを使用するべきかを指定できます。

Variable: x-ctrl-keysym
Variable: x-alt-keysym
Variable: x-meta-keysym
Variable: x-hyper-keysym
Variable: x-super-keysym

keysymの名前はそれぞれ修飾子Control、Alt、Meta、Hyper、Superを意味する名前であること。たとえば以下はMeta修飾キーとAlt修飾キーを交換する方法:

(setq x-alt-keysym 'meta)
(setq x-meta-keysym 'alt)