Next: XPMイメージ, Previous: イメージのディスクリプタ, Up: イメージ [Contents][Index]
XBMフォーマットを使用するにはイメージタイプとしてxbmを指定します。このイメージフォーマットは外部ライブラリーを要求せず、このタイプのイメージは常にサポートされます。
xbmイメージタイプにたいして追加のイメージプロパティがサポートされます:
:foreground foreground値foregroundはそのイメージのフォアグラウンドカラーを指定する文字列、またはデフォルトカラーを指定するnilであること。このカラーはXBM内の1の各ピクセルに使用される。デフォルトはフレームのフォアグラウンドカラー。
:background background値backgroundはそのイメージのバックグラウンドカラーを指定する文字列、またはデフォルトカラーを指定するnilであること。このカラーはXBM内の0の各ピクセルに使用される。デフォルトはフレームのバックグラウンドカラー。
外部ファイルのかわりにEmacs内のデータを指定してXBMイメージを指定するには以下の3つのプロパティを使用する:
:data data値dataはイメージのコンテンツを指定する。dataとして使用できる3つのフォーマットが存在する:
:heightと:widthを指定する。
:heightと:widthを指定するべきではない。なぜならこれらを省略することによってデータはXBMファイル形式をもつことが示されるから。イメージの高さと幅は、そのファイルのコンテンツによって指定される。
stride * heightビットを含むこと(strideはイメージ幅以上の8の最小倍数)。この場合にはその文字列がXBMファイル全体ではなく、単にビットだけを含むことを示すとともに、そのイメージのサイズを指定するために:height、:width、:strideを指定する必要がある。
:width widthwidthの値はイメージの幅をピクセル単位で指定する。
:height heightheightの値はイメージの高さをピクセル単位で指定する。
:widthと:heightは渡されたデータが幅と高さを指定しない場合のみ使用されることに注意(たとえばイメージのビットを含んだ文字列やベクター)。XBMファイルは通常はこれらを自身で指定するので、これら2つのプロパティを使用するとエラーになる。他のほとんどのイメージフォーマットでは、イメージをどのように表示するかの指定に:widthと:heightが使用されるので、通常は何らかのスケーリングが行われることを意味することにも注意されたい。XBMイメージではスケーリングはサポートされていない。
:stride stride各行に格納さたブールベクターのエントリー数(width以上の8の最小倍数)。