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22.6 コマンド後のポイントの調整

プロパティdisplaycompositionをもつテキストや非表示のテキストシーケンスの中間では、Emacsはポイント値を表示できません。したがってコマンドが終了した後にコマンドループにリターンした後にそのようなシーケンス中にポイントがある場合には、そのシーケンスを効果的に不可触にするために、コマンドループは通常ポイントをそのようなシーケンスの端へと移動します。

変数disable-point-adjustmentをセットすることにより、コマンドはこの機能を抑制できます:

Variable: disable-point-adjustment

この変数が非nilならコマンドがコマンドループにリターンするとき、コマンドループはこれらのテキストプロパティをチェックせず、これらのプロパティをもつシーケンスの外にポイントを移動しない。

コマンドループは各コマンドを実行する前にこの変数をnilにセットするので、あるコマンドがこれをセットしても効果が適用されるのはそのコマンドにたいしてだけである。

Variable: global-disable-point-adjustment

この変数を非nilにセットするとシーケンス外にポイントを移動する、これらの機能は完全にオフになる。