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ダイナミックにロードされるライブラリー(dynamically loaded library)とは機能が最初に必要になったときにオンデマンドでロードされるライブラリーです。Emacsは自身の機能をサポートするライブラリーのオンデマンドロードのように、それらをサポートします。
ダイナミックライブラリーとそれらを実装する外部ライブラリーファイルのalist。
要素はそれぞれ(library files…)
という形式のリスト。ここでcar
はサポートされた外部ライブラリーを表すシンボル、残りはそのライブラリーにたいして候補となるファイル名を与える文字列。
Emacsはリスト内のファイル出現順でライブラリーのロードを試みる。何も見つからなければEmacsセッションはライブラリーにアクセスできず、それが提供する機能は利用できない。
いくつかのプラットフォーム上におけるイメージのサポートはこの機能を使用している。以下は、S-Windows上でイメージをサポートするためにこの変数をセットする例:
(setq dynamic-library-alist '((xpm "libxpm.dll" "xpm4.dll" "libXpm-nox4.dll") (png "libpng12d.dll" "libpng12.dll" "libpng.dll" "libpng13d.dll" "libpng13.dll") (jpeg "jpeg62.dll" "libjpeg.dll" "jpeg-62.dll" "jpeg.dll") (tiff "libtiff3.dll" "libtiff.dll") (gif "giflib4.dll" "libungif4.dll" "libungif.dll") (svg "librsvg-2-2.dll") (gdk-pixbuf "libgdk_pixbuf-2.0-0.dll") (glib "libglib-2.0-0.dll") (gobject "libgobject-2.0-0.dll")))
イメージタイプpbm
とxbm
は外部ライブラリーに依存せずEmacsで常に利用可能なので、この変数内にエントリーがないことに注意。
これは外部ライブラリーへのアクセスにたいする一般的な機能を意図したものではないことにも注意。Emacsにとって既知のライブラリーだけがこれを通じてロードできる。
与えられたlibraryがEmacsに静的にリンクされていれば、この変数は無視される。