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42.9 プロセッサーの実行時間

EmacsはEmacsプロセスにより使用された経過時間(elapsed time)とプロセッサー時間(processor time)の両方にたいして、それらをリターンする関数とプリミティブをいくつか提供します。

Command: emacs-uptime &optional format

この関数はEmacsのuptime — このEmacsインスタンスが実行してから経過した実世界における稼動時間を表す文字列をリターンする。この文字列はオプション引数formatに応じてformat-secondsによりフォーマットされる。利用できるフォーマット記述子についてはformat-secondsを参照のこと。formatnilか省略された場合のデフォルトは"%Y, %D, %H, %M, %z%S"

インタラクティブに呼び出されるとエコーエリアにuptimeをプリントする。

Function: get-internal-run-time

この関数はEmacsが使用したプロセッサー実行時間をLispタイムスタンプとしてリターンする(時刻を参照)。

この関数がリターンする値にはEmacsがプロセッサーを使用していない時間は含まれないこと、そしてEmacsプロセスが複数のスレッドをもつ場合には、すべてのEmacsスレッドにより使用されたプロセッサー時間の合計値がリターンされることに注意。

システムがプロセッサー実行時間を判断する方法を提供しなければget-internal-run-timecurrent-timeと同じ値をリターンする。

Command: emacs-init-time

この関数はEmacsの初期化(要約: スタートアップ時のアクション順序を参照)にかかった秒数を文字列としてリターンする。インタラクティブに呼び出された場合にはエコーエリアにプリントする。