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39.6 abbrevプロパティー

abbrevはプロパティをもち、それらのいくつかはabbrevの働きに影響します。これらのプロパティをdefine-abbrevの引数として提供して以下の関数で操作できます:

Function: abbrev-put abbrev prop val

abbrevのプロパティpropに値valをセットする。

Function: abbrev-get abbrev prop

abbrevのプロパティprop、そのabbrevがそのようなプロパティをもたなければnilをリターンする。

以下のプロパティには特別な意味があります:

:count

このプロパティはそのabbrevが展開された回数を計数する。明示的にセットしなければdefine-abbrevにより0に初期化される。

:system

nilならこのプロパティはシステムabbrevとしてそのabbrevをマスクする。そのようなabbrevは保存されない(ファイルへのabbrevの保存を参照)。

:enable-function

nilの場合には、そのabbrevが使用されるべきでなければnil、それ以外ならtをリターンするような引数なしの関数であること。

:case-fixed

nilなら、このプロパティはそのabbrevのcase(大文字小文字)には意味があり、同じパターンにcapitalizeされたテキストだけにマッチすべきことを示す。これは展開のcapitalizationを変更するコードも無効にする。

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