abbrevはプロパティをもち、それらのいくつかはabbrevの働きに影響します。これらのプロパティをdefine-abbrev
の引数として提供して以下の関数で操作できます:
abbrevのプロパティpropに値valをセットする。
abbrevのプロパティprop、そのabbrevがそのようなプロパティをもたなければnil
をリターンする。
以下のプロパティには特別な意味があります:
:count
このプロパティはそのabbrevが展開された回数を計数する。明示的にセットしなければdefine-abbrev
により0に初期化される。
:system
非nil
ならこのプロパティはシステムabbrevとしてそのabbrevをマスクする。そのようなabbrevは保存されない(ファイルへのabbrevの保存を参照)。
:enable-function
非nil
の場合には、そのabbrevが使用されるべきでなければnil
、それ以外ならt
をリターンするような引数なしの関数であること。
:case-fixed
非nil
なら、このプロパティはそのabbrevのcase(大文字小文字)には意味があり、同じパターンにcapitalizeされたテキストだけにマッチすべきことを示す。これは展開のcapitalizationを変更するコードも無効にする。