31.2.3 バッファー終端への移動

バッファーの先頭にポイントを移動するには以下のように記述します:

(goto-char (point-min))

同様にバッファーの終端に移動するには以下を使用します:

(goto-char (point-max))

以下の2つのコマンドは、ユーザーがこれらを行うためのコマンドです。これらはマークをセットしてメッセージをエコーエリアに表示するため、Lispプログラム内で使用しないよう警告するためにここに記述します。

Command: beginning-of-buffer &optional n

この関数はバッファー(ナローイングが効力をもつ場合はアクセス可能範囲の境界)の先頭にポイントを移動して、以前の位置にマークをセットする(Transient Markモードの場合にはマークがすでにアクティブならマークはセットしない)。

nが非nilならバッファーのアクセス可能範囲の先頭からn/10の位置にポイントを配置する。インタラクティブな呼び出しではnは数プレフィクス引数が与えられればその値、それ以外でのデフォルトはnil

警告: この関数をLispプログラム内で使用してはならない。

Command: end-of-buffer &optional n

この関数はバッファー(ナローイングが効力をもつ場合はアクセス可能範囲の境界)の終端にポイントを移動して、以前の位置にマークをセットする(Transient Markモードの場合にはマークがすでにアクティブならマークはセットしない)。nが非nilならバッファーのアクセス可能範囲の終端からn/10の位置にポイントを配置する。

インタラクティブな呼び出しではnは数プレフィクス引数が与えられればその値、それ以外でのデフォルトはnil

警告: この関数をLispプログラム内で使用してはならない。

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