31.2.1 文字単位の移動

以下の関数は文字数にもとづいてポイントを移動します。 goto-charは基本的なプリミティブであり、その他の関数はこれを使用しています。

Command: goto-char position

この関数はカレントバッファー内のポイントの値をpositionにセットする。

ナローイングが効力をもつ場合でもpositionは依然としてバッファー先頭から数えられるが、ポイントをアクセス可能な範囲外に移動することはできない。positionが範囲外なら、goto-charはアクセス可能な範囲の先頭または終端にポイントを移動する。

この関数がインタラクティブに呼び出された際は、positionの値は数プレフィクス引数、プレフィクス引数が与えられなかった場合はミニバッファーから値を読み取る。

goto-charpositionをリターンする。

Command: forward-char &optional count

この関数は前方、すなわちバッファーの終端方向にポイントをcount文字移動する(countが負なら後方、すなわちバッファーの先頭方向にポイントを移動する)。countnilの場合のデフォルトは1。

バッファー(ナローイングが効力をもつ場合はアクセス可能な範囲の境界)の先頭か終端を超えて移動を試みるとエラーシンボルbeginning-of-bufferend-of-bufferのエラーをシグナルする。

インタラクティブな呼び出しでは数プレフィクス引数がcountとなる。

Command: backward-char &optional count

移動方向が逆であることを除いて、これはforward-charと同様。

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