2.3 コメント

コメント(comment)はプログラム中に記述されたテキストであり、そのプログラムを読む人間ためだけに存在するものであって、プログラムの意味には何の影響ももちません。Lispではそれが文字列や文字定数にある場合をのぞき、エスケープされていないセミコロン(‘;’)でコメントが開始されます。行の終端までがコメントになります。Lispリーダーはコメントを破棄します。コメントはLispシステム内でプログラムを表すLispオブジェクトの一部にはなりません。

#@count’構成は、次のcount個の文字をスキップします。これはプログラムにより生成されたバイナリーデータを含むコメントにたいして有用です。Emacs Lispバイトコンパイラーは出力ファイルにこれを使用します(バイトコンパイルを参照)。しかしソースファイル用ではありません。

コメントのフォーマットにたいする慣例は、コメント記述のヒントを参照してください。

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