以下の変数はエコーエリアが機能する方法の詳細を制御します。
この変数はエコーエリア内にメッセージ表示時にカーソルを表示する場所を制御する。これが非nil
ならカーソルはメッセージの終端、それ以外ならカーソルはエコーエリア内ではなくポイント位置に表示される。
この値は通常はnil
。Lispプログラムは短時間の間、これをt
にバインドする。
このノーマルフックは(message nil)
、または別の何らかの理由によりエコーエリアが作成されると常に実行される。
この変数はコマンド文字をエコーする前に、どれだけの時間を待機するかを決定する。この値は数字でなければならず、エコー前に待機する秒数を指定する。ユーザーが(C-xのような)プレフィックスキーをタイプしてから、継続してタイプを継続するのをこの秒数遅延した場合、エコーエリア内にそのプレフィックスキーがエコーされる(あるキーシーケンスで一度エコーが開始されると、同一のキーシーケンス内の後続するすべての文字は即座にエコーされる)。
値が0ならコマンド入力はエコーされない。
長いメッセージの表示により、そのメッセージ全体を表示するために、通常はエコーエリアは長い行を折り返してリサイズされる。しかし変数message-truncate-lines
が非nil
なら、エコーエリアの長い行はエコーエリアに収まるようメッセージは切り詰められる。
ミニバッファーウィンドウのリサイズの最大高さを指定する変数max-mini-window-height
はエコーエリアにも適用される(エコーエリアは真にミニバッファーウィンドウの特殊な使い方である。ミニバッファーのウィンドウを参照)。