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42.4.4 エコーエリアのカスタマイズ

以下の変数はエコーエリアが機能する方法の詳細を制御します。

Variable: cursor-in-echo-area

この変数はエコーエリア内にメッセージ表示時にカーソルを表示する場所を制御する。これが非nilならカーソルはメッセージの終端、それ以外ならカーソルはエコーエリア内ではなくポイント位置に表示される。

この値は通常はnil。Lispプログラムは短時間の間、これをtにバインドする。

Variable: echo-area-clear-hook

このノーマルフックは(message nil)、または別の何らかの理由によりエコーエリアが作成されると常に実行される。

User Option: echo-keystrokes

この変数はコマンド文字をエコーする前に、どれだけの時間を待機するかを決定する。この値は数字でなければならず、エコー前に待機する秒数を指定する。ユーザーが(C-xのような)プレフィックスキーをタイプしてから、継続してタイプを継続するのをこの秒数遅延した場合、エコーエリア内にそのプレフィックスキーがエコーされる(あるキーシーケンスで一度エコーが開始されると、同一のキーシーケンス内の後続するすべての文字は即座にエコーされる)。

値が0ならコマンド入力はエコーされない。

Variable: message-truncate-lines

長いメッセージの表示により、そのメッセージ全体を表示するために、通常はエコーエリアは長い行を折り返してリサイズされる。しかし変数message-truncate-linesが非nilなら、エコーエリアの長い行はエコーエリアに収まるようメッセージは切り詰められる。

ミニバッファーウィンドウのリサイズの最大高さを指定する変数max-mini-window-heightはエコーエリアにも適用される(エコーエリアは真にミニバッファーウィンドウの特殊な使い方である。ミニバッファーのウィンドウを参照)。

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