2.4.13 関数型

他のプログラミング言語の関数と同様、Lisp関数は実行可能なコードです。他の言語と異なり、Lispの関数はLispオブジェクトでもあります。Lispのコンパイルされていない関数はラムダ式 — つまり1番目の要素がシンボルlambdaであるリストです(ラムダ式を参照)。

ほとんどのプログラミング言語では名前のない関数はありません。Lispでは関数に本質的な名前はありません。名前がなくてもラムダ式を関数として呼び出すことができます。これを強調するために、わたしたちはこれを無名関数(anonymous function)とも呼びます(無名関数を参照)。Lispの名前つき関数は関数セルに有効な関数がセットされた単なるシンボルです(関数の定義を参照)。

ほとんどの場合、関数はLispプログラム内のLisp式の名前が記述されたところで呼び出されます。しかし実行時に関数オブジェクトを構築または取得してから、プリミティブ関数funcallおよびapplyにより呼び出すことができます。関数の呼び出しを参照してください。

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