このセクションではマーカーオブジェクトの構成要素にアクセスする関数を説明します。
この関数はmarkerが指す位置、存在しない場所ならnil
をリターンする。
この関数は最後に判っていたmarkerのバッファーでの位置をリターンする。marker-position
と同じように動作するが1つ例外があり、markerのバッファーがすでにkillされている場合にはnil
ではなく、バッファーがkillされる前におけるバッファー内でのmarkerの位置をリターンする点が異なる。
この関数はmarkerがその内部を指すバッファー、存在しない場所を指す場合にはnil
をリターンする。
(setq m (make-marker)) ⇒ #<marker in no buffer>
(marker-position m) ⇒ nil
(marker-buffer m) ⇒ nil
(set-marker m 3770 (current-buffer)) ⇒ #<marker at 3770 in markers-ja.texi>
(marker-buffer m) ⇒ #<buffer markers-ja.texi>
(marker-position m) ⇒ 3770