44.4 パッケージアーカイブの作成と保守

Via the Package Menu, users may download packages from package archives. Such archives are specified by the variable package-archives, whose default value lists the archives hosted on GNU ELPA and NonGNU ELPA. This section describes how to set up and maintain a package archive.

パッケージアーカイブはパッケージ、および関連するファイルが格納された単なるディレクトリーです。HTTPを介してそのアーカイブに到達できるようにしたければ、このディレクトリーがウェブサーバーにアクセスできなければなりません。アーカイブウェブサーバーとのインターフェイスを参照してください。

手軽なのはpackage-xを通じてパッケージアーカイブのセットアップと更新を行う方法です。これはEmacsに含まれていますがデフォルトではロードされません。ロードするにはM-x load-library RET package-x RET、または(require 'package-x)をinitファイルに追加します。Lisp Libraries in The GNU Emacs Manualを参照してください。

アーカイブ作成後に、それがpackage-archives内になければPackage Menuインターフェースからアクセスできないことを忘れないでください。

公的なパッケージアーカイブの保守には責任が併ないます。アーカイブからEmacsユーザーがパッケージをインストールする際には、それらのパッケージはそのユーザーの権限において任意のコードを実行できるようになります(これはパッケージにたいしてだけでなく一般的なEmacsコードにたいしても真といえる)。そのためアーカイブの保守を保つとともにホスティングシステムが安全であるよう維持するべきです。

暗号化されたキーを使用してパッケージにサイン(sign)するのがパッケージのセキュリティーを向上する1つの方法です。gpgのprivateキーとpublicキーを生成してあれば以下のようにそのパッケージにサインするためにgpgを使用できます:

gpg -ba -o file.sig file

単一ファイルパッケージにたいしては、fileはそのパッケージのLispファイルです。複数ファイルパッケージではそのパッケージのtarファイルです。同じ方法によりアーカイブのコンテンツファイルにもサインできます。これを行うにはパッケージと同じディレクトリーで.sigファイルを利用可能できるようにしてください。ダウンロードする人にたいしても、https://pgp.mit.edu/のようなキーサーバーにアップロードすることによりpublicキーを利用できるようにするべきです。その人がアーカイブからパッケージをインストールする際には署名の検証にpublicキーを使用できます。

これらの方法についての完全な説明はマニュアルの範囲を超えます。暗号化キーとサインに関する詳細はGnuPG in The GNU Privacy Guard Manual、Emacsに付属するGNU Privacy GuardへのインターフェースについてはEasyPG in Emacs EasyPG Assistant Manualを参照してください。

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