ユーザーが手軽にコントロール文字やメタ文字、リテラルや8進文字コードを指定できるように文字の指定をもとめることができます。コマンドquoted-insert
はこの関数を使用しています。
この関数はread-char
と同様だが、最初に読み取った文字が8進数(0–7)なら任意の個数の8進数(8進数以外の文字を見つけた時点でストップする)を読み取って、その文字コードにより表される文字をリターンする。8進シーケンスを終端させた文字がRETならそれは無視される。他の終端文字はこの関数がリターンした後の入力として使用される。
最初の文字の読み取り時にはquitは抑制されるので、ユーザーははC-gを入力できる。quitを参照のこと。
promptが与えられたら、それはユーザーへのプロンプトに使用する文字列を指定する。プロンプト文字列はその後に1つの‘-’とともに常にエコーエリアに表示される。
以下の例ではユーザーは8進数の177(10進数の127)をタイプしている。
(read-quoted-char "What character")
---------- Echo Area ---------- What character 1 7 7- ---------- Echo Area ---------- ⇒ 127