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2.5.3 ウィンドウ型

ウィンドウ(window)はEmacsがバッファーを表示するために使用するスクリーンの範囲を記述します。すべての生きたウィンドウ(Emacsウィンドウの基本概念を参照)には関連付けられた1つのバッファーがあり、バッファーの内容はそのウィンドウに表示されます。それとは対照的に、あるバッファーは1つのウィンドウに表示されるか表示されないか、それとも複数のウィンドウに表示されるかもしれません。ウィンドウはスクリーン上でフレームにグループ化されます。それらのウィンドウはただ1つのフレームに属します。フレーム型を参照してください。

同時に複数のウィンドウが存在するかもしれませんが、常に1つのウィンドウが選択されたウィンドウ(selected window)になります(ウィンドウの選択を参照)。Emacsがコマンドにたいして準備できているときは、(通常は)カーソルが表示されるウィンドウが選択されたウィンドウです。選択されたウィンドウは、通常はカレントバッファー(カレントバッファーを参照)を表示しますがこれは必須ではありません。

ウィンドウは入力構文をもちません。ウィンドウはウィンドウ番号と表示されているバッファー名を与える、ハッシュ表記でプリントされます。与えられたウィンドウに表示されるバッファーは頻繁に変更されるかもしれないので、一意にウィンドウを識別するためにウィンドウ番号が存在します。

(selected-window)
     ⇒ #<window 1 on objects-ja.texi>

ウィンドウに作用する関数の説明はウィンドウを参照してください。

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