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時代に逆らって生きるユーザーのために、以下はEmacsバージョン23.4へのダウングレードに関する情報です。Emacs 24.5機能の不在による結果としての偉大なる単純さを、ぜひ堪能してください。
おそらくアラビア語やヘブライ語のような“right-to-left(右から左に記述する)”言語のユーザーは、テキストの読み取りおよび/または編集をleft-to-right(左から右)の方向に適合させることでしょう。
delete-active-region
は削除されました。リージョンがアクティブのとき、DELまたはDeleteとタイプしても、もはやそのリージョンのテキストは削除されず、1文字だけを削除します。
マウスでテキストをドラッグして選択すると、そのテキストはプライマリー選択に加えてkillリングに置かれるようになりました。しかしテキストのハイライト表示が同じでも、C-SPCによるリージョンのアクティブ化による選択では、そのテキストはkillリングにもプライマリー選択にも置かないことに注意してください。
isearch-yank-kill
とisearch-yank-pop
にバインドされません。かわりにC-yはカレント行の残りを検索文字列にyankし(isearch-yank-line
)、M-yがisearch-yank-kill
にバインドされます。C-yとM-yがもつ通常の意味との不整合は、意図したものではありません。
completion-category-overrides
は削除されたので、Emacsは補完の生成、(たとえば)バッファー名補完にたいして別のスキームを使用するのではなく、1つの一貫したスキームを使用します。Shellモードのようないくつかのメジャーモードは、completion-at-point
を使用するかわりに、独自のインライン補完コマンドを実装するようになりました。
display-buffer-base-action
、display-buffer-alist
、window-combination-limit
、window-combination-resize
のような、いくつかのオプションは削除されました。
region
フェイスをセットしたり、ツールチップを描画するために、GTK+を参照しません。
delete-by-moving-to-trash
を非nil
値にセットすることにより、それがLispプログラムにより作成された一時ファイルでも、すべてのファイル削除にシステムのゴミ箱(trash)を使用するようになりました。さらにコマンドM-x
delete-fileとM-x delete-directoryは、もはや完全な削除を行なわせるためのプレフィクス引数を受け付けません。
send-mail-function
により指定される)デフォルトのメール送信方法は、sendmail
プログラムを使用するようになりました。Emacsは最初にメールを送るときに配信方法を尋ねず、かわりにそのシステムがメール送信のために設定されたシステムだと信じるようになりました。