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26.2.3 Imenuとは

Imenu機能は、ファイル内の主要な定義を、名前で検索する方法を提供します。これはチャプター、セクションなどを扱う、テキストフォーマッターのためのメジャーモードでも有用です(複数ファイルを扱う、より強力な機能については、Tagsを参照してください)。

M-x imenuとタイプすると、これはミニバッファーを使用して定義の名前を読み取り、ポイントをその定義に移動します。名前の指定に補完を使用できます。このコマンドは常に有効な名前の全体のリストを表示します。

かわりに、コマンドimenuをマウスクリックにバインドできます。そうすると定義名を選択するために、マウスメニューが表示されます。imenu-add-menubar-indexを呼び出して、バッファーのインデックスをメニューバーに追加することもできます。特定のメジャーモードのすべてのバッファーにたいして、このメニューバーアイテムを有効にしたい場合、モードフックにimenu-add-menubar-indexを追加して、これを行うことができます。しかし、それを行うことにより、そのモードでファイルをvisitするたびに、Emacsがそのバッファーのすべての定義を検索する間、待つ必要があります。

バッファーの内容を変更する際、定義の追加や削除をした場合は、メニューの‘*Rescan*’アイテムを呼び出すことにより、新しい内容にもとづいてバッファーのインデックスを更新することができます。imenu-auto-rescanを非nil値にセットした場合、再スキャンは自動的に発生します。テキストを少量変更しただけの場合、再スキャンは必要ありません。

変数imenu-sort-functionをセットして、メニューがソートされる方法をカスタマイズすることができます。デフォルトでは、名前はバッファーで出現する順にソートされています。アルファベット順にソートしたいときは、値にシンボルimenu--sort-by-nameを使用します。Lispコードを記述することにより、独自の比較関数を定義することもできます。

ImenuはWhich Functionモードに情報を提供します (Which Functionを参照してください)。 Speedbarもこれを使用します(Speedbarを参照してください)。