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G.12.5 印刷とMS-DOS

lpr-buffer (Printingを参照してください)や、ps-print-buffer (PostScriptを参照してください) のようなコマンドは、Posixスタイルのlprプログラムが利用できない場合、出力を1つのプリンターポートに送ることにより、MS-DOSで機能します。同じEmacs変数がすべてのシステムでの印刷を制御しますが、MS-DOSでは異なるデフォルト値をもつ場合もあります。

ネットワークプリンターでの印刷のセットアップに関する詳細は、Windows Printingを参照してください 。

プリンターが同じlocaleにたいして異なるエンコーディングを使用するWindows機に接続されている場合にも、非ASCIIテキストのDOSコードページによるエンコーディングを期待するプリンターがいくつかあります。たとえばlocaleがLatin-1のとき、Windowsはコードページ1252を使用しますが、DOSはコードページ850を使用します。MS-DOS and MULEを参照してください。Windowsからそのようなプリンターで印刷する場合、M-x lpr-bufferの前に、C-x RET c (universal-coding-system-argument)を使用することができます。その場合、Emacsは指定したDOSコードページにテキストを変換します。たとえばC-x RET c cp850-dos RET M-x lpr-region RETは、リージョンをコードページ850のエンコーディングに変換して印刷します。

MS-DOSでは後方互換のため、dos-printer (dos-ps-printer)に値がセットされている場合、printer-name (ps-printer-name)の値をオーバーライドします。