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33.8 ラベル

各メッセージは、分類(classification)のために割り当てられる、さまざまなラベル(labels)をもつことができます。各ラベルは名前をもち、名前が異なると違うラベルになります。任意のラベルは、特定のメッセージにたいして、付いているか付いていないかのどちらかです。標準的な意味をもつラベル名がいくつかあり、それが適切なときは、Rmailにより自動的にメッセージに付与されます。これらの特別なラベルは、属性(attribute)と呼ばれます (Rmail Attributesを参照してください)。 それ以外のすべてのラベルは、ユーザーにより付与されます。

a label RET

カレントメッセージに、ラベルlabelを割り当てます(rmail-add-label)。

k label RET

カレントメッセージから、ラベルlabelを外します(rmail-kill-label)。

C-M-n labels RET

複数のラベルlabelsのどれか1つをもつ、次のメッセージに移動します(rmail-next-labeled-message)。

C-M-p labels RET

複数のラベルlabelsのどれか1つをもつ、前のメッセージに移動します(rmail-previous-labeled-message)。

l labels RET
C-M-l labels RET

複数のラベルlabelsのどれかを含む、すべてのメッセージのサマリーを作成します(rmail-summary-by-labels)。

コマンドa (rmail-add-label)およびk (rmail-kill-label)で、カレントメッセージにたいして任意のラベルを割り当てたり、外すことができます。引数labelが空の場合、もっとも最近割り当てられた(または外された)ラベルと同じラベルを、割り当てる(または外す)ことを意味します。

メッセージを分類するためにラベルを割り当てた後、ラベルを使用する3つの方法 — 移動、サマリー、ソート — があります。

C-M-n labels RET (rmail-next-labeled-message)は、複数のラベルlabelsのうちどれか1つをもつ、次のメッセージに移動します。引数labelsには、カンマで区切られた1つ以上のラベル名を指定します。C-M-p (rmail-previous-labeled-message)も同様ですが、前のメッセージに後方へ移動します。どちらのコマンドも、数引数は繰り返し回数を指定します。

コマンドC-M-l labels RET (rmail-summary-by-labels)は、指定された複数のラベルのうち、少なくとも1つをもつメッセージだけを含むサマリーを表示します。引数labelsはカンマで区切られた1つ以上のラベル名です。サマリーについての詳細は、Rmail Summaryを参照してください。

C-M-nC-M-pC-M-lにたいして引数labelsが空の場合は、それらのコマンドにたいして、もっとも最近に指定されたlabelsを使うことを意味します。

ラベルでメッセージをソートする情報については、Rmail Sortingを参照してください。