Next: Custom Themes, Previous: Customization Types, Up: Customization [Contents][Index]
以下の関数には、変数とフェイスにたいして、そのユーザーのカスタマイズ設定をインストールる役目があります。それらの関数は、ユーザーがカスタマイズインターフェイスで‘Save
for future
sessions’を呼び出したときに、次回のEmacs起動時に評価されるようにcustom-set-variables
フォーム、および/またはcustom-set-faces
フォームを
がカスタムファイルに書き込まれることによって効果をもちます。
この関数はargsにより指定された変数のカスタマイズをインストールします。args内の引数はそれぞれ、以下のようなフォームです
(var expression [now [request [comment]]])
varは変数名(シンボル)、expressionはカスタマイズされた値に評価される式です。
このcustom-set-variables
呼び出しより前にvarにたいしてdefcustom
フォームが評価された場合は、即座にexpressionが評価され、その変数の値にその結果がセットされます。それ以外は、その変数のsaved-value
プロパティにexpressionが格納され、これに関係するdefcustom
が呼び出されたとき(通常はその変数を定義するライブラリーがEmacsにロードされたとき)に評価されます。
now、request、commentエントリーは内部的な使用に限られており、省略されるかもしれません。nowは、もし非nil
の場合には、たとえその変数のdefcustom
フォームが評価されていなくても、その変数の値がそのときセットされます。requestは即座にロードされる機能のリストです(Named Featuresを参照)。commentはそのカスタマイズを説明する文字列です。
この関数はargsにより指定されたフェイスのカスタマイズをインストールします。args内の引数はそれぞれ、以下のようなフォームです
(face spec [now [comment]])
faceはフェイス名(シンボル)、specはそのフェイスにたいするカスタマイズされたフェイス仕様です(Defining Facesを参照)。
now、request、commentエントリーは内部的な使用に限られており、省略されるかもしれません。nowは、もし非nil
の場合には、たとえdefface
フォームが評価されていなくても、そのフェイス仕様がそのときセットされます。commentはそのカスタマイズを説明する文字列です。