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バックアップファイル(backup file)とは、編集中ファイルの古いコンテンツのコピーです。Emacsは、visitされているファイルにバッファーを最初に保存するとき、バックアップファイルを作成します。したがって、バックアップファイルには通常、カレント編集セッションの前にあったような、ファイルのコンテンツが含まれています。バックアップファイルのコンテンツには、通常は一度存在したバックアップファイルが変更されずに残ります。
バックアップは通常、visitされているファイルを新たな名前にリネームすることにより作成されます。オプションで、バックアップファイルがvisitされているファイルをコピーすることにより作成されるように指定できます。この選択により、複数の名前をもつファイルのときに、違いが生じます。また、編集中のファイルの所有者が元のオーナーのままか、それとも編集ユーザーになるかにも、影響し得ます。
デフォルトでは、Emacsは編集中のファイルごとに、単一のバックアップファイルを作成します。かわりに、番号付きバックアップ(numbered backup)を要求することもできます。その場合は、新たなバックアップファイルそれぞれが、新たな名前を得ます。必要なくなったときは古い番号付きバックアップを削除したり、Emacsがそれらを自動的に削除することもできます。
• Making Backups: | Emacsがバックアップファイルを作成する方法とタイミング。 | |
• Rename or Copy: | 2つの選択肢: 古いファイルのリネームとコピー。 | |
• Numbered Backups: | ソースファイルごとに複数のバックアップを保持する。 | |
• Backup Names: | バックアップファイル名の計算方法とカスタマイズ。 |