Next: , Previous: , Up: Top   [Contents][Index]


15 Loading

Lispコードのファイルをロードすることは、その内容をLispオブジェクト形式でLisp環境に取り込むことを意味します。Emacsはファイルを探してオープンし、テキストを読み込んで各フォームを評価してから、そのファイルをクローズします。そのようなファイルはLispライブラリー(Lisp library)とも呼ばれます。

eval-buffer関数がバッファー内のすべての式を評価するのと同様に、load関数はファイル内のすべての式を評価します。異なるのはEmacsバッファー内のテキストではなく、load関数はディスク上で見つかったファイル内のテキストを読み込み、評価することです。

ロードされたファイルは、ソースコードかバイトコンパイルされたコードとしてLisp式を含んでいなければなりません。このファイル内の各フォームは、トップレベルフォーム(top-level form)と呼ばれます。ロード可能なファイル内のフォームにたいする特別なフォーマットはありません。ファイル内のフォームはどれも、同じように直接バッファーにタイプされ、そこで評価されるでしょう(実際、ほとんどのコードはこの方法でテストされます)。多くの場合、そのフォームは関数定義と変数定義です。

外部ライブラリーのオンデマンドローディングについては、Dynamic Librariesを参照してください。