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28.17 Pointer Shape

テキストプロパティpointerや、イメージならイメージプロパティ:pointerおよび:mapを使用して、特定のテキストやイメージにたいしてマウスポインターのスタイルを指定できます。これらのプロパティに使用できる値はtext(またはnil)、arrowhandvdraghdragmodelinehourglassです。textは、テキスト上で使用される、通常のマウスポインタースタイルを意味します。

ウィンドウの空部分(void parts: バッファーコンテンツのどの部分にも対応しない部分)の上では、マウスポインターは通常arrowスタイルを使用しますが、void-text-area-pointerをセットすることにより、異なるスタイルを指定できます。

User Option: void-text-area-pointer

この変数は、空テキストエリアにたいするマウスポインタースタイルを指定する。このエリアには、行末の後や、バッファー終端行の下が含まれる。デフォルトでは、arrow(non-text)ポインタースタイルを使用。

Xを使用する際は、変数x-pointer-shapeをセットすることにより、textの本当の外見を指定できます。

Variable: x-pointer-shape

この変数は、Emacsフレーム内でtextポインタースタイルに通常使用するポインターシェイプを指定する。

Variable: x-sensitive-text-pointer-shape

この変数は、マウスがマウスセンシティブテキスト上にあるときのポインターシェイプを指定する。

これらの変数は、新たに作成されるフレームに影響します。通常これらは既存のフレームに効果はありませんが、フレームのマウスカラーのインストール時には、これら2つ変数のカレント値もインストールされます。Font and Color Parametersを参照してください。

これらのポインターシェイプのいずれかを指定するために使用可能な値は、ファイルlisp/term/x-win.el内で定義されています。それらのリストを確認するには、M-x apropos RET x-pointer RETを使用してください。