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このセクションでは、すべてのシンプルデータ型を説明します。これらのカスタマイズ型のうちのいくつかにたいして、カスタマイズウィジェットはC-M-iまたはM-TABによる、インライン補完を提供します。
sexp
値はプリントおよび読み込むことができる任意のLispオブジェクトです。より特化した型の使用するために時間をとりたくない場合は、任意のオプションへのフォールバックとしてsexp
を使用することができます。
integer
値は整数でなければなりません。
number
値は数(浮動小数点数または整数)でなければなりません。
float
値は浮動小数点数でなければなりません。
string
値は文字列でなければなりません。カスタマイズバッファーはその文字列を区切り文字‘"’文字および‘\’クォートなしで表示します。
regexp
string
文字と同様ですが、その文字列は有効な正規表現でなければなりません。
character
値は文字コードでなければなりません。文字コードは実際には整数ですが、この型は数字を表示せずに、バッファー内にその文字を挿入することにより値を表示します。
file
値はファイル名でなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。
(file :must-match t)
値は既存のファイル名でなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。
directory
値はディレクトリー名でなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。
hook
値は関数のリストでなければなりません。このカスタマイズ型はフック変数にたいして使用されます。フック内での使用を推奨される関数のリストを指定するために、フック変数のdefcustom
内で:options
キーワードを使用できます。Variable Definitionsを参照してください。
symbol
値はシンボルでなければなりません。これはカスタマイズバッファー内でシンボル名として表示されます。ウィジェットは補完を提供します。
function
値はラムダ式か関数名でなければなりません。ウィジェットは関数名にたいする補完を提供します。
variable
値は変数名でなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。
face
値はフェイス名のシンボルでなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。
boolean
値は真偽値 —
nil
かt
です。choice
とconst
を合わせて使用(次のセクションを参照)することにより、値がnil
かt
でなければならず、それぞれの値に固有の意味に適合する説明テキストを指定することもできます。
key-sequence
値はキーシーケンスです。カスタマイズバッファーは、kbd関数と同じ構文うぃ使用して、キーシーケンスを表示します。Key Sequencesを参照してください。
coding-system
値はコーディングシステム名でなければならず、M-TABで保管することができます。
color
値は有効なカラー名でなければなりません。ウィジェットはカラー名にたいする補完と、同様に*Colors*バッファーに表示されるカラーサンプルとカラー名のリストからカラー名を選択するボタンを提供します。