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14.4.1 Simple Types

このセクションでは、すべてのシンプルデータ型を説明します。これらのカスタマイズ型のうちのいくつかにたいして、カスタマイズウィジェットはC-M-iまたはM-TABによる、インライン補完を提供します。

sexp

値はプリントおよび読み込むことができる任意のLispオブジェクトです。より特化した型の使用するために時間をとりたくない場合は、任意のオプションへのフォールバックとしてsexpを使用することができます。

integer

値は整数でなければなりません。

number

値は数(浮動小数点数または整数)でなければなりません。

float

値は浮動小数点数でなければなりません。

string

値は文字列でなければなりません。カスタマイズバッファーはその文字列を区切り文字‘"’文字および‘\’クォートなしで表示します。

regexp

string文字と同様ですが、その文字列は有効な正規表現でなければなりません。

character

値は文字コードでなければなりません。文字コードは実際には整数ですが、この型は数字を表示せずに、バッファー内にその文字を挿入することにより値を表示します。

file

値はファイル名でなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。

(file :must-match t)

値は既存のファイル名でなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。

directory

値はディレクトリー名でなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。

hook

値は関数のリストでなければなりません。このカスタマイズ型はフック変数にたいして使用されます。フック内での使用を推奨される関数のリストを指定するために、フック変数のdefcustom内で:optionsキーワードを使用できます。Variable Definitionsを参照してください。

symbol

値はシンボルでなければなりません。これはカスタマイズバッファー内でシンボル名として表示されます。ウィジェットは補完を提供します。

function

値はラムダ式か関数名でなければなりません。ウィジェットは関数名にたいする補完を提供します。

variable

値は変数名でなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。

face

値はフェイス名のシンボルでなければなりません。ウィジェットは補完を提供します。

boolean

値は真偽値 — niltです。choiceconstを合わせて使用(次のセクションを参照)することにより、値がniltでなければならず、それぞれの値に固有の意味に適合する説明テキストを指定することもできます。

key-sequence

値はキーシーケンスです。カスタマイズバッファーは、kbd関数と同じ構文うぃ使用して、キーシーケンスを表示します。Key Sequencesを参照してください。

coding-system

値はコーディングシステム名でなければならず、M-TABで保管することができます。

color

値は有効なカラー名でなければなりません。ウィジェットはカラー名にたいする補完と、同様に*Colors*バッファーに表示されるカラーサンプルとカラー名のリストからカラー名を選択するボタンを提供します。