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Enrichedモードでは、パラグラフまたはパラグラフの一部の、右余白または左余白に異なる量のインデントを指定できます。これらの余白はM-q (Fillingを参照してください)のようなフィルコマンドにも影響します。
IndentationサブメニューのTextプロパティーは、インデントを指定するコマンドを提供します:
Indent More
リージョンを4列ずつインデントします(increase-left-margin
)。Enrichedモードでは、このコマンドはC-x
TABでも利用可能です。数引数を指定した場合、何列を余白に追加するかを指定します(負の引数は余白を何列縮めるかを指定します)。
Indent Less
リージョンから4列のインデントを削除します。
Indent Right More
右端から4列インデントすることにより、テキストを狭くします。
Indent Right Less
右端からのインデントを4列削除します。
変数standard-indent
は、これらのコマンドがインデントを追加または減少させる列数を指定します。デフォルトは4です。Enrichedにたいするデフォルトの右余白は、通常のようにfill-column
により制御されます。
C-c [ (set-left-margin
)またはC-c ]
(set-right-margin
)とタイプしても、左余白または右余白をセットできます。数引数で余白の幅を指定できます。指定しない場合、これらのコマンドはミニバッファーを通じて値の入力を求めます。
それに加えてフィルプレフィクスがある場合は、指定されたパラグラフのインデントに使用されます。C-x .は、フィルプレフィクスにたいして指定された、新しい値の中の空白文字は含めません。フィルコマンドは各行のインデントの後ろにフィルプレフィクスを探します。Fill Prefixを参照してください。