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25.14.4 Enrichedテキストのフェイス

以下のコマンドは、フェイスを追加または削除するのに使用することができます(Facesを参照してください)。マークがアクティブのときは、リージョンのテキストに適用され、マークが非アクティブのときは、次の自己挿入文字に適用されます。プレフィクス引数を指定すると、これらのコマンドはリージョンがアクティブな場合でも、次の自己挿入文字に適用されます。

M-o d

すべてのfaceプロパティーを削除します(facemenu-set-default)。

M-o b

bold(太字)フェイスを適用します(facemenu-set-bold)。

M-o i

italic(斜体)フェイスを適用します(facemenu-set-italic)。

M-o l

bold-italic(太字斜体)フェイスを適用します(facemenu-set-bold-italic)。

M-o u

underline(下線)フェイスを適用します(facemenu-set-underline)。

M-o o face RET

フェイスfaceを適用します(facemenu-set-face)。

M-x facemenu-set-foreground

カラーの入力を求め(see Colors)、それをフォアグラウドカラーに適用します。

M-x facemenu-set-background

カラーの入力を求め、それをバックグラウンドカラーに適用します。

これらのコマンドは、Text Propertiesメニューからも利用可能です。

自己挿入文字は通常、フェイスプロパティー(および他のほとんどのテキストプロパティー)を、そのバッファーの前の文字から継承します。次の自己挿入文字にたいして上記のコマンドを指定した場合、その文字は前の文字からフェイスプロパティーは継承しませんが、他のテキストプロパティーは継承します。

Enrichedモードは、他の追加のフェイスexcerptおよびfixedを定義します。これらはtext/enrichedファイルフォーマットで使われるコードに対応します。excerptフェイスは引用のために使用されることを意図されており、デフォルトではitalicと同じように表示されます。fixedフェイスは固定幅テキストを指定し、デフォルトではboldと同じように表示されます。