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文字列が見つからなかった場合、エコーエリアに‘Failing
I-Search’と表示されて、文字列とできるかぎりマッチした位置に、カーソルが移動します。つまり‘FOOT’を検索して‘FOOT’がない場合、カーソルは‘FOOL’という文字列の‘FOO’の後ろに移動します。エコーエリアではマッチに失敗した検索文字列の一部が、フェイスisearch-fail
を使ってハイライトされます。
その時に行うことができる、いくつかの選択肢があります。もし文字列が間違っている場合は、文字列を訂正するために、DELでテキストを削除したり、M-eとタイプして、それを編集することができます。もし見つかった位置が望む位置なら、RETをタイプしてその位置に留まることができます。またはC-gをタイプして、検索文字列から検索できなかった文字(‘FOOT’の中の‘T’)を取り除き、検索された部分の文字列(‘FOOT’の中の‘FOO’)を残します。その位置でもう1回C-gをタイプすると、検索全体を取り消し、ポイントは検索を開始した位置に戻ります。
終了コマンドのC-gは、検索において特別な処理を行います。このコマンドの動作は、検索の状況に依存します。もし指定した文字列の検索が成功して、さらに検索文字の入力を待っているとき、C-gは検索全体を取り消して、カーソルを検索を開始したときの位置に移動します。検索文字列に検索に失敗した文字が含まれているときに、C-gがタイプされたときは、検索文字列から検索に失敗した文字が取り除かれます。後に残るのは検索に成功した文字列で、さらに検索文字の入力を待っているので、先のケースと同様、2回目のC-gで検索全体が取り消されます。