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10 ヘルプ

Emacsはバラエティに富んだヘルプコマンドを提供しており、それらにはプレフィクスキーC-h(ファンクションキーF1でも可)からアクセスできます。以下のセクションではこれらのコマンドについて説明します。C-h C-h (help-for-help)と入力すれば、ヘルプコマンドの一覧を見ることもできます。この一覧はSPCDELでスクロールでき、それから見たいヘルプコマンドを入力するか、C-gでキャンセルできます。

多くのヘルプコマンドは、ヘルプバッファー(help buffer)という特別なバッファーに情報を表示します。このバッファーではSPCDELによりスクロールし、RETでハイパーリンクをフォローすることができます。Help Modeを参照してください。

特定の機能を探しているが、それが何と呼ばれているかわからない、どこを見ればよいのかわからないときには、次の3つの方法を推奨します。まず最初にaproposコマンドを試してください。次にマニュアルのインデックスを探してください。そしてFAQとパッケージのキーワードを探してください。

C-h a topics RET

引数topicsと名前が一致するコマンドを検索します。引数にはキーワード、キーワードのリスト、正規表現(Regexpsを参照してください)を指定できます。Aproposを参照してください。

C-h i d m emacs RET i topic RET

Emacsのinfoマニュアルのインデックスから、topicを検索して最初にマッチしたものを表示します。,を押すと次にマッチしたものを表示します。topicには正規表現を指定できます。

C-h i d m emacs RET s topic RET

同様ですが、インデックスではなくマニュアル本文のテキストを検索します。

C-h C-f

Infoを使ってEmacs FAQを表示します。

C-h p

キーワードに基づいて、利用可能なEmacsパッケージを表示します。Package Keywordsを参照してください。

他のさまざまなコンテキストでも、C-hF1は“ヘルプ”を意味します。たとえばプレフィクスキーの後にこれらのキーを入力すると、プレフィクスキーに続けて入力できるキーの一覧を表示することができます(このコンテキストでは?も使用できます。いくつかのプレフィクスキーはC-h?に別の意味を持たせているものがあるので使えませんが、それらのものでもF1はサポートされています)。