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timeclockパッケージは、時間間隔を加算していくので、(たとえば)特定のプロジェクトにどれだけ時間を費やしているか、追跡することができます(より上級の代替手段はOrgモードの時間計測機能の使用である。see Clocking work time in The Org Manualを参照されたい)。
プロジェクトの作業を開始したときM-x timeclock-inコマンドを使用し、作業を終えたらM-x timeclock-outコマンドを使用します。これを行なうたびに、プロジェクトの記録に時間間隔を追加します。違うプロジェクトの作業に変更する場合は、M-x timeclock-changeを使用します。
いくつかの時間間隔をからデータを収集したら、M-x timeclock-workday-remainingを使って、その作業にたいして今日の残り時間を見ることができ(1日の作業時間の平均は通常8時間とみなします)、M-x timeclock-when-to-leaveで作業を終了する時間を計算します。
Emacsにたいして、モードラインに作業日の残り時間を表示させたいときは、変数timeclock-modeline-display
をt
にセットするか、コマンドM-x
timeclock-modeline-displayを呼び出します。
Emacsのカレントセッションを終了することは、そのプロジェクトの作業を終えることを意味するか不明なので、デフォルトではEmacsは確認を求めます。しかし変数timeclock-ask-before-exiting
の値をnil
にカスタマイズすることにより、確認を無視できます。その場合、明示的にM-x
timeclock-outかM-x
timeclock-changeを呼び出した場合だけ、カレントの時間間隔が終了したとEmacsに告げます。
timeclock関数は、~/.emacs.d/timelogと呼ばれるファイルに、データを集積することにより機能します。変数timeclock-file
をカスタマイズすることにより、このファイルに違う名前を指定できます。手作業でtimeclockを編集したり、timeclockのカスタマイズ可能な変数の値を変更したときは、コマンドM-x
timeclock-reread-logを実行するべきです。