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他のウィンドウを選択します(other-window
)。
次のウィンドウを上方にスクロールします(scroll-other-window
)。
次のウィンドウを下方にスクロールします(scroll-other-window-down
)。
次のウィンドウを再センタリングします(recenter-other-window
)。
ウィンドウのテキスト領域をmouse-1でクリックすると、そのウィンドウを選択してクリックした位置にポイントを移動します。モードラインをクリックすると、ポイントを移動せずにそのウィンドウを選択します。
キーボードでC-x o
(other-window
)をタイプして、ウィンドウを切り替えることができます。oは“other”のoで、0(ゼロ)ではありません。2つ以上のウィンドウがある時、このコマンドはすべてのウィンドウを順繰りに選択します(一般的に上からした、左から右)。一番右または一番下のウィンドウの後は、左上のウィンドウに戻ります。数引数は上記の順番で何番目のウィンドウに移動するかを意味します。負の引数は逆向きで同じことを行います。ミニバッファーがアクティブのとき、ミニバッファーウィンドウはこの順番では最後のウィンドウになります。ミニバッファーのウィンドウから他のウィンドウに切り替えて、後からミニバッファーに戻って引数の入力を終了させることができます。Minibuffer Editを参照してください。
other-window
コマンドは通常は(別フレームが設定されていないかぎり)カレントフレームの次のウィンドウだけに切り替えます。マルチフレーム環境において、このサイクルの一部にすべてのフレームのウィンドウを含めたければ、C-x
oをnext-window-any-frame
コマンドにリバインドすることができます(コマンドをリバインドする方法はRebindingを参照)。
通常のスクロールコマンド(Displayを参照)は選択されたウィンドウだけに適用されますが、次のウィンドウをスクロールするコマンドは他にもあります。C-M-v
(scroll-other-window
)はC-x
oにより選択されるようなウィンドウをスクロールします。このコマンドは別の観点から見るとC-vのように振る舞います。いずれのコマンドもバッファーテキストをウィンドウから相対的に上方へ移動して、どちらも正と負の引数を受け取るからです(ミニバッファーではミニバッファーに関連付けられたヘルプウィンドウがあれば、C-M-vは標準的なサイクル順での次ウィンドウではなくヘルプウィンドウをスクロールする。Minibuffer Editを参照)。C-M-S-v
(scroll-other-window-down
)は同様の方法で次のウィンドウを下方にスクロールします。同様にC-M-S-l
(recenter-other-window
)は次ウィンドウにおいてC-l
(recenter-top-bottom
)のように振る舞います。
mouse-autoselect-window
を非nil
値にセットしている場合、マウスが選択されたウィンドウ以外のウィンドウに移動すると、そのウィンドウが選択されます。この機能はデフォルトでオフです。