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以下のコマンドは、フレームを削除したり操作するために使われます:
選択されたフレームを削除します(delete-frame
)。1つしかフレームがないときは、エラーをシグナルします。
選択されたEmacsフレームを最小化(またはアイコン化)します(suspend-frame
)。Emacsからのexitを参照してください。
他のフレームを選択して手前に表示します。このコマンドを繰り返すと、端末のすべてのフレームを循環することができます。
現在の端末の、選択されたフレーム以外のすべてのフレームを削除します。
カレントフレームの最大化を切り替えます。フレームが最大化されているときはスクリーン全体に表示されます。
カレントフレームのフルスクリーンモードを切り替えます(フルスクリーンと最大化の違いは、前者がウィンドウマネージャーの装飾を隠すことで、これによりEmacs自身のスクリーンスペースが若干増えます)。
フレームを本当に最大化またはフルスクリーンにするためには、変数frame-resize-pixelwise
を非nil
値にカスタマイズする必要があるウィンドウマネージャーもいくつかあります。この変数を非nil
値にセットすると、一般的にフレームのサイズ変更を行や列の整数倍ではなく、ピクセル単位で行うことができます。
C-x 5 0
(delete-frame
)コマンドは、選択されたフレームを削除します。しかしEmacsセッションとの対話能力が失われるのを防ぐため、Emacsセッションの最後のフレームの削除は拒絶します。Emacsがデーモンとして実行されているとき(サーバーとしてのEmacsの使用を参照してください)は、普通の対話的なフレームがすべて削除された後も、常に仮想的なフレーム(virtual
frame)が残ります。この場合、C-x 5
0は最後の対話的なフレームを削除できます。Emacsセッションに再接続するには、emacsclient
を使うことができます。
C-x 5 1
(delete-other-frames
)コマンドは、現在の端末(端末にはグラフィカルなディスプレーとテキスト端末の両方が含まれます)の、カレントのフレーム以外のすべてのフレームを削除します。非ウィンドウ端末を参照してください)。他のグラフィカルなディスプレー、またはテキスト端末で開いたフレームをもっている場合、これらは削除されません。
C-x 5 o
(other-frame
)コマンドは、現在の端末の次のフレームを選択します。EmacsをXウィンドウシステム上のウィンドウマネージャーで使っていて、どんなフレームだろうと、マウスカーソルが上にくるとそのフレームを選択(またはフォーカスを与える)するようになっている場合、このコマンドが正常に機能するために、変数focus-follows-mouse
をt
に変更する必要があります。これはC-x
5 oを呼び出し、マウスカーソルを選択されたフレームにワープさせます。