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プレフィクスキーC-x 5は、C-x 4に類似しています。C-x 4コマンドが、選択されたフレームの別ウィンドウにバッファーを表示するのにたいして、C-x 5は異なるフレームを使います。可視またはアイコン化(“最小化”とも言われる。Visibility of Frames in The Emacs Lisp Reference Manualを参照)されたフレームで、すでに要求されたバッファーが表示されている場合、そのフレームを手前に表示して非アイコン化(“最小化解除”)されます。それ以外の場合は、新しいフレームが現在の表示端末に作成されます。
以下のC-x 5コマンドは、選択するバッファーを検索したり作成する方法が異なります。
デフォルトフレームパラメーターを使用して新しいフレームを作成します(make-frame-command
)。
カレントフレームのウィンドウ構成とフレームパラメーターを使用して新しいフレームを作成します(clone-frame
)。
バッファーbufnameを他のフレームで選択します。これはswitch-to-buffer-other-frame
を実行します。
ファイルfilenameをvisitして、そのバッファーを他のフレームで選択します。これはfind-file-other-frame
を実行します。ファイルのvisit(訪問)を参照してください。
ディレクトリーdirectoryにたいするDiredバッファーを、他のフレームで選択します。これはdired-other-frame
を実行します。Dired (ディレクトリーエディター)を参照してください。
他のフレームでメールメッセージの作成を開始します。これはcompose-mail-other-frame
を実行します。これはC-x
mの異なるフレーム版です。メールの送信を参照してください。
他のフレームで識別子の定義を検索します。これはxref-find-definitions-other-frame
を実行する、M-.の複数フレーム版です。識別子のリファレンスを探すを参照してください。
ファイルfilenameを読み取り専用でvisitして、そのバッファーを他のフレームで選択します。これはfind-file-read-only-other-frame
を実行します。ファイルのvisit(訪問)を参照してください。
このプレフィックスコマンド直後に呼び出した次コマンドが表示するバッファーに効果を及ぼす、より一般的なプレフィックスコマンドです(other-frame-prefix
)。これには別フレームに表示される次コマンドのバッファーが必要です。
フレームパラメーター(frame parameters)を指定することにより、新しく作成されるフレームの外見と動作を制御できます。フレームパラメーターを参照してください。