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Diredはディレクトリー、およびオプションでそれのサブディレクトリーのリストを含む、Emacsバッファーを作成します。このバッファー内を移動するために、通常のEmacsコマンドと、リストされたファイルを操作するための、特別なコマンドを使うことができます。Diredはローカルとリモートの両方のディレクトリーで機能します。
通常はDiredバッファーは読み取り専用で、テキストの挿入はできません(とはいえWdiredモードではそれが可能。Diredバッファーの編集を参照されたい)。dやxのような通常のプリント文字は、特別なDiredコマンドに再定義されています。Diredコマンドには、カレントファイル(カレント行のファイルのこと)をマークしたり、フラグをつけるものがいくつかあり、他のコマンドは、マークされたファイルやフラグがつけられたファイルにたいして処理を行ないます。最初に特定のファイルをマークして、それらすべてにたいして1つのコマンドで操作を行なうのです。
Dired-Xパッケージは、Diredモードのためのさまざまな特別の機能を提供します。Dired-X in Dired Extra User’s Manualを参照してください。
ディレクトリーのファイルのリストは、C-x C-d
(list-directory
)でも閲覧することができます。Diredとは異なり、このコマンドではリストされたファイルにたいする操作はできません。ファイルディレクトリーを参照してください。