カレンダーでは、ダイアリーのエントリーを作成するコマンドがいくつかあります。以下は基本的なコマンドの一覧です。より複雑なコマンドは次のセクションで説明します((特別なダイアリーエントリーを参照してください))。エントリーにはグレゴリオ暦以外も使用できます。 非グレゴリオ暦を使用するカレンダーエントリーを参照してください。
選択された日付のダイアリーエントリーを追加します(diary-insert-entry
)。
選択された曜日のダイアリーエントリーを、各週に追加します(diary-insert-weekly-entry
)。
選択された日のダイアリーエントリーを、各月に追加します(diary-insert-monthly-entry
)。
選択された日のダイアリーエントリーを、各年に追加します(diary-insert-yearly-entry
)。
カレンダーウィンドウで日付を選択して、i
dコマンド(diary-insert-entry
)をタイプすることにより、特定の日付にたいするダイアリーエントリーを作成することができます。このコマンドは、ダイアリーファイルの最後の部分を別のウィンドウに表示して、その日付を追加します。その後、ダイアリーエントリーの残りの部分をタイプできます。
毎週、特定の曜日に適用されるダイアリーエントリーを作成したいときは、その曜日(同じ曜日ならどの日でも構いません)を選択して、i w
(diary-insert-weekly-entry
)とタイプします。これは曜日をジェネリックな日付として挿入します。そのあとダイアリーエントリーの残りの部分をタイプできます。月ごとのダイアリーエントリーも同じやり方で作成できます。まず月のある日付を選択して、i
mコマンド(diary-insert-monthly-entry
)を使い、その後エントリーの残りの部分をタイプします。同様にi
yコマンド(diary-insert-yearly-entry
)で年ごとのダイアリーエントリーを挿入できます。
上記のすべてのコマンドは、デフォルトでマークされるダイアリーエントリーを作成します。マークされないダイアリーエントリーを作成するには、コマンドにプレフィクス引数を与えます。たとえば、C-u i wは、マークされない週次のダイアリーエントリーを作成します。
ダイアリーファイルを変更したときは、Emacsを終了する前にそのファイルを保存してください。上記の挿入コマンドを使用した後でダイアリーファイルを保存することにより、それが適切な場合は、カレンダーウィンドウのダイアリーのマークを自動的に更新します。随時に更新させるには、コマンドcalendar-redraw
を使うことができます。