33.10.4 ダイアリーに追加するコマンド

カレンダーでは、ダイアリーのエントリーを作成するコマンドがいくつかあります。以下は基本的なコマンドの一覧です。より複雑なコマンドは次のセクションで説明します((特別なダイアリーエントリーを参照してください))。エントリーにはグレゴリオ暦以外も使用できます。 非グレゴリオ暦を使用するカレンダーエントリーを参照してください。

i d

選択された日付のダイアリーエントリーを追加します(diary-insert-entry)。

i w

選択された曜日のダイアリーエントリーを、各週に追加します(diary-insert-weekly-entry)。

i m

選択された日のダイアリーエントリーを、各月に追加します(diary-insert-monthly-entry)。

i y

選択された日のダイアリーエントリーを、各年に追加します(diary-insert-yearly-entry)。

カレンダーウィンドウで日付を選択して、i dコマンド(diary-insert-entry)をタイプすることにより、特定の日付にたいするダイアリーエントリーを作成することができます。このコマンドは、ダイアリーファイルの最後の部分を別のウィンドウに表示して、その日付を追加します。その後、ダイアリーエントリーの残りの部分をタイプできます。

毎週、特定の曜日に適用されるダイアリーエントリーを作成したいときは、その曜日(同じ曜日ならどの日でも構いません)を選択して、i w (diary-insert-weekly-entry)とタイプします。これは曜日をジェネリックな日付として挿入します。そのあとダイアリーエントリーの残りの部分をタイプできます。月ごとのダイアリーエントリーも同じやり方で作成できます。まず月のある日付を選択して、i mコマンド(diary-insert-monthly-entry)を使い、その後エントリーの残りの部分をタイプします。同様にi yコマンド(diary-insert-yearly-entry)で年ごとのダイアリーエントリーを挿入できます。

上記のすべてのコマンドは、デフォルトでマークされるダイアリーエントリーを作成します。マークされないダイアリーエントリーを作成するには、コマンドにプレフィクス引数を与えます。たとえば、C-u i wは、マークされない週次のダイアリーエントリーを作成します。

ダイアリーファイルを変更したときは、Emacsを終了する前にそのファイルを保存してください。上記の挿入コマンドを使用した後でダイアリーファイルを保存することにより、それが適切な場合は、カレンダーウィンドウのダイアリーのマークを自動的に更新します。随時に更新させるには、コマンドcalendar-redrawを使うことができます。

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