H.9 Androidにおける追加ソフトウェアのインストール

Androidのデフォルトのインストールとともに、例外的に限定されたUnix風のコマンドラインツールが配布されます。この選択を強化するためにUnixコマンドラインユーティリティーの改善されたバージョンの再現から、GNUおよびUnixのフリーソフトウェアの広範なコレクションを提供するパッケージレポジトリに至る幅広いオプションを提供するプロジェクトが複数存在します。

BusyboxはAndroidで実行可能な静的にリンクされた単一のLinuxバイナリーであり、Unixユーティリティーおよびwgetのような特定の著名なGNUプログラムの制限されたレプリカを提供しています。

TermuxはDebianプロジェクトのdpkgシステム、およびコンパイラー、デバッガ、それにC、C++、Java、Python、Common Lispのような言語向けのランタイムを含む相当数のUnixシステム向けフリーソフトウェアを含んだ一連のパッケージレポジトリを提供しています。これらのパッケージは通常は専用の端末エミュレーターからインストールされますが、同じアプリケーション署名キー、“shared user ID(共有ユーザーID)”を同じパッケージ名にセットしてビルドすれば、その端末エミュレーターと同じようにインストールできます。このやり方によってEmacsをビルドする方法についてはEmacsとともに配布されるファイルjava/INSTALLに説明があります。

termux-packagesTermuxのパッケージレポジトリを生成するためにTermuxがシヨウするパッケージ定義を提供しています。これらをEmacsのホームディレクトリーにインストールするために個別〜いインストールすることもできます。

上記のプロジェクトに加えて、Linuxカーネルベースのシステム用に静的にリンクされたバイナリーのほとんどはAndroidでも実行できます。

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