Androidにはコマンドラインが存在しないので、通常はEmacs起動時にコマンドライン引数を指定する手段は存在しません。これはEmacs初期化ファイルにたいしてEmacsの起動を完全に妨げるような間違いを犯した場合に非常に厄介です。通常はシステムが他のプログラムによるEmacsのホームディレクトリーへのアクセス和禁止しているからです。初期化オプションを参照してください。
しかし特別な設定画面から--quick
あるいは--debug-init
と等価なオプションでえまを起動することができます。Android
7.0以降ではシステム設定プログラムにあるEmacsの“app
info”のページからアクセスできます。それより古いシステムではデスクトップにある“Emacs
options”という別のアイコンから表示できます。
デバイスにより異なるので、あなたのデバイスの製造元に照会してください。
デバイスでEmacsの特定のコピーを初めて起動する際には、通常はEmacsに付属する事前ロードされたLispファイルのロードにしばらく時間がかかるでしょう。これによりfilesディレクトリーに、そのEmacsのコピー特有の識別子を含んだ“ダンプファイル”(初期化オプションを参照)が作成されます。
同じEmacsコピーを時間起動する際には、そのダンプファイルに含まれるデータを単にロードするだけなので、起動時間が劇的に短縮されるでしょう。
予期せぬ状況下でダンプファイルが破損すると、Emacsがクラッシュするかもしれません。これが発生したは上述の設定画面からEmacsのfilesディレクトリーに保存されているダンプファイルを消去できます。
Android 4.4以降では破損したインストール済みEmacsを救済するための代替え手段が提供されています。EmacsはEmacsのホームディレクトリーのコンテンツにアクセスできる“ドキュメントプロバイダー”をエクスポートしていまづ。これにより任意のファイルマネージャーからそれらにアクセスできます。
デバイス付属のファイルマネージャーでこのドキュメントプロバイダーをオープンする方法が見つけられれば、そこから初期化ファイルやダンプファイルのリネーム、削除、あるいは編集が可能になります。