undoレコードにあるエントリーをundoします。通常1つのコマンドを元に戻す(undo
)ことに相当します(1つ目のキーはテキストモードのディスプレイでは利用できないかもしれない)。
Emacsはバッファー内のテキストに行われた変更のリストを記録しているので、最近の変更はundoできます。これはC-/(およびC-x
uとC-_)にバインドされているコマンドundo
を使って行われます。通常このコマンドは最後の変更をundoして、ポイントを変更前の位置に移動します。undoコマンドはバッファーへの変更のみに適用されるので、カーソルの動きをundoすることはできません。
Control以外のすべてのキーにたいするControl修飾をサポートする端末では、Shift修飾が不要なのでC-/がundo
を呼び出すもっとも簡単な方法です。ASCIIコントロール文字だけを許容する端末にはC-/が存在しませんが、それらの多くでは実際にはC-_をEmacsに送信するので、C-/が依然として機能します。それ以外の場合も多くはC-_をタイプ(実際にはC--を押下)する際にShift修飾を省略できるので、これがundo
を呼び出すもっとも簡単な方法になります。
個々の編集コマンドは、通常undoレコードの個別のエントリーとなりますが、とても単純なコマンドはグループ化される場合があります。1つのエントリーが、実は複雑なコマンドのほんの一部の場合もあります。
もしC-/(またはそれの別名コマンド)を繰り返すと、undoされた箇所はさらにundoされ、初期の変更もundoされ、ついには利用可能なundo情報の限界に達します。もし記録された変更がすべてundoされている場合、undoコマンドはエラーメッセージを表示して、何も行いません。
undo
コマンドについてさらに学ぶには、Undo(取り消し)を参照してください。